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ゲームレビュー:大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL(スペシャル) 最大の問題点の解決


名作の条件とは

 

前回でレビューした通り、「大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL」(以下スマブラSP)は、間違いなく、ゲーム史上、名作のひとつにかぞえられるでしょう。

 

しかし、残念ながら、それはある程度ゲームを操作できるならば、と言うのが今回のお話なのです。

 

例によって、テレビゲーム初心者の父が、遊んでみましたが、結局、楽しめる段階まで行くことができませんでした。

「スプラトゥーン」(以下スプラ)だけは遊べるようになった父ですが、これと比較して、何がむずかしかったのかを書いていきたいと思います。

 

 

落下しまくり! 土俵に立てない

 

まず最初に、どうやっても、すぐに落下してしまい、やられてしまう事があげられます。

 

このゲームでは、ふっ飛ばされる以外では、ジャンプや上必殺で復帰できることが絶対条件なのですが、全体的にゲームスピードが速く、操作キャラを見失いやすいので、とっさのコントローラー操作ができず、どうやっても落下してしまっていました。

操作をしやすいとされるカービィですら、気がついたときは崖の下、ジャンプ5回でも届かずに落下と言うありさまでした。

あきれられるかも知れませんが、テレビゲーム初心者が操作すると、本当にこんな感じなのです。

 

スプラでは、主人公がつねに画面中央にいますので、見失う事はありませんし、はじめた当初でも、コントローラーを確認しながらですが、なんとか操作ができていました。

しかし、とっさの判断が多いスマブラSPでは、どうやっても、ジャンプを押し間違えて落下、上必殺の上を押し損ねて横必殺になったりしていました。

 

何度もトレーニングしたのですが、うまくいかず、この時点ですっかりイヤになってしまったようです。

 

こう言ったことをふせぐためには、戻れる範囲内であれば、自動で戻ってくる「オートパイロット」のような機能が、必要だと思いました。もちろん、設定でON/OFF可能で。

 

トレーニングなどで、コンピューターを穴に落とした時に、自動で戻ってくる感じですね。

あくまで、操作がおぼつかない初心者のための、自滅のみの救済ですので、

  • 発動中は操作不能
  • 光って目立つ上に、大体同じルートで戻ってくる
  • 復帰が優先になるので、他の動作が割り込みされる形になる

などの弱点もあっていいと思います。

 

もし、本当にこの機能があったら「ぬるい」と言う声もあるでしょうが、なにせ300万本以上も売れたゲームですので、父と同じように、まともに遊べない方はかなり多いと思われます。

 

これだと少なくとも、ポコポコ自滅していくことはなくなりますので、ゲームにならないと言うことはないでしょう。

しかし、仮に、この機能があったとしても、まだハードルは高かったようです。

 

爽快感は同じだけど

 

そして、対戦部分なのですが、これにもつまずいていました。

 

スマブラSPの攻撃方法は、攻撃や必殺ボタンに十字キーを組み合わせ、さらにジャンプでも技が変化しますので、非常に種類が多くなっています。

その多彩な技を使い、ダメージを蓄積させて、最後にスマッシュ攻撃でトドメと言うのが、基本の流れになりますが、複雑な操作のうえに、画面を見て考えることも多く、やはりスプラに比べると、むずかしかったようです。

 

スプラの場合は、ZRボタンのショット Rボタンのボム の基本ふたつだけですし、そもそもが、倒せなくても、塗るだけでOKのゲームです。

 

両方のゲームとも、相手を倒すことができれば爽快感バツグンなのですが、初心者でも、相手を倒せるスプラに対し、ふっ飛ばすまでの道のりがけわしい、スマブラSP、と言った感じでしょうか。

 

ただ、攻撃以前に、前述の落下、自滅しているほうが圧倒的に多く、それさえなければ、まだ楽しめていたと思います。

 

 

死んだら終わり 最後までがんばれない

 

それでも、落下にめげずに、がんばって戦おうとはしたのですが、スマブラSPの通信対戦のルールは、「ストック制」を選んでいる人が多いのも逆風でした。

 

このストック制は、最大2回の限られた回数しか復活できないルールです。

前述の落下死で自滅してしまった場合は、時間いっぱいまで、何もできずに待ちぼうけになるだけなのもつらいところです。

 

一応、スプラと同じで、時間制限までは何度でも復活できるルール「タイム制」もあります。

ほとんどの場合は、後までどうなるかわからない、こちらのルールのほうが楽しいと思うのですが、どちらかと言うと少数派のようです。

どっちのルールにせよ、自滅してしまう限りは、負けは確定なのですが、タイム制ならば、まだ遊ぶことはできたでしょう。

 

 

一人用のモードは残された希望

 

前回のレビューどおり、一人用のモードが充実しているのが救いです。

特にアドベンチャー「灯火の星」は、やはり、落下、画面のスクロールでの自滅はありましたが、敵を弱くできることもあり、まだなんとか遊べていました。

 

 

ただ、敵と戦う前に、マイ編成から、対策スピリッツ、サポーターを選ぶ必要がありますが、最初は意味がわからなかったみたいです。 

これは教えたら、すぐにわかりましたが、逆に言えば、教えなければ、スピリットの強化なしで戦っていたと言うことです。

難易度が 「とてもかんたん やさしい」 の場合は、最初から対策スピリッツ、サポーターが、自動で選ばれていても、よかったと思います。

 

結局、スプラのほうが、やっぱり楽しいと言うことで、途中でやめてしまいましたが、このモードを続けていれば、落下しないくらいには、上達できていたと思います。

 

 

おわりに

 

イカちゃんがPVにも大きく登場していたので、知らない方はスプラトゥーンの系譜(続編)と思われた方もおられると思います。

しかし、スプラと違い、「基本のコントローラー操作を覚えれば大丈夫」な、ゲームではなく、スマブラSPは、そのうえで応用の操作も必要と、かなりテクニカルなゲームとなっています。

 

本来はそのテクニカルな部分の「かけひき」が楽しいものなのですが、かけひきを楽しめるようになるまでが、テレビゲーム初心者には少々きびしいところです。

 

とは言え、4人で対戦するゲームですから、ラッキー的に倒せることも、そこそこありますし、自滅さえなければ、初心者でも十分楽しめるゲームでもあるのです。

 

しかし、最低限、自滅しない腕前がなければ、お話になりません。そこまでに到達できるかが、このゲームを楽しめるターニングポイント(分岐点)と言えます。

 

残念ながら、父はそこまでにいけませんでしたが、前述通り、「自動で自滅を防ぐシステム」が、あればまだ楽しむことができたでしょう。

スマブラの最新作が作られるなら、テレビゲーム初心者に、さらに優しい配慮を期待したい所です。

 

最後に、テレビゲーム初心者から見た視点なので、きびしめに書いてしまっていますが、普通に操作できる方にとっては、間違いなく名作と言う点と、父が、特別下手なだけの可能性も、ご考慮くださいませ。

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

 


前回のレビュー

ゲームレビュー:大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL(スペシャル) 最大の問題点の解決